家族は生きていく。ただし、好きなように |
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「郊外へ」に出てくるある一家が、より住みやすい街へ引っ越した。父親(ボレスラフ・ポリーフカ)は食肉工場で働き、母親(エヴァ・ホルボヴァー)はスーパーのレジで働いている。娘は小学生だが、先生との折り合いがわるく、出席率は低い。息子は父親から同じように食肉業者になることを期待されているが、身体が弱く、さらにベジタリアン。あげくのはてにアナーキストでマリファナを吸う。上司や父親、警察とももめる原因になっている。 |
救世主か、ただの妖怪? グロテスクな小さな妖精 |
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息子だけではない、父親も浮気。悩み事のたえない家庭にあるとき、魔法の杖をもったスクシーテクがあらわれる。
美容院で心理的にストレスを感じてしまう母親。彼のユーモアと魅力で、すばらしい状況が復活していく。
「スクシーテク」は男性のかたちをした妖精。カレル・チャペックのおとぎばなしにも出てくるような存在。だけど、この映画のスクシーテクのおっさんくささにはびっくり。 |
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